T下柚野・大鹿窪地区

柚野の里をめぐる南コース

縄文時代草創期の集落址として国史跡に指定されている「大鹿窪遺跡」や、芝川の水を引く大堀用水など、富士山の眺望を楽しみながらめぐる。

距離
約4.5km
所要時間
約2時間

スタート&ゴール

縄文の里大鹿館駐車場

〒419-0303 大鹿窪1556
  1. 大鹿窪遺跡|国指定史跡。約13,000年前の縄文時代草創期の遺跡で、十数基の竪穴住居址や大量の縄文土器・石器等が発見された。竪穴住居による集落としては国内最古級のものであり、住居数も同時期では最多となっている。人々がそれまでの洞窟・岩陰での生活から開けた平地での定住を始めた頃の様子がわかる貴重な遺跡である。

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    大鹿窪遺跡

  2. 福石(ふくいし)神社|大鹿窪の氏神。富士山本宮浅間大社と縁のある神社で、かつてはその摂社であった。また、福石神社の禰宜は浅間大社神職の甘葛(あまずら)太夫(だゆう)が兼ねており、浅間大社の流鏑馬祭には大鹿村で精製した甘葛を献上していた。境内には、この他に八坂神社と天神社が合祀されている。

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    福石(ふくいし)神社

  3.  三澤寺(さんたくじ)|寺伝によると、開基は三澤院日弘(三澤小次郎の孫・昌弘)、開山は日蓮高弟である六老僧の一人・日朗という。三澤小次郎は、鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』に記載される人物である。三澤寺は、元は三沢の坊ヶ谷戸にあったが、明暦3年(1657)に現在地に移転したという。

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    三澤寺(さんたくじ)

  4. 水沢(みずさわ)の道祖神|文化12年(1815)に造立された双体道祖神で、男神像(右)は笏を持ち、女神像(左)は合掌している。隣には「敬地神」と記された地の神が祀られている。旧芝川町域では地域で地の神を祀る所が多くあり、春には豊作を祈り、秋には収穫を祝う祭りが行われる。

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    水沢(みずさわ)の道祖神

  5. 熊野神社|神社裏手の山肌や境内に豊富な湧水がある。羽鮒(はぶな)丘陵のふもとには同様の湧水が幾つもあり、豊富な水が地域の人々の生活を支えて来たと考えられる。

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    熊野神社

  6. 大堀(おおほり)用水|大堀用水の水路脇に水神碑がある。大堀用水は、大鹿窪・西山・安居山(あごやま)・沼久保(ぬまくぼ)を灌漑する用水である。猫沢(ねこざわ)の燕(つばくろ)堰で芝川から取水し、西山までは大堀用水、安居山隧道(ずいどう)(トンネル)を抜けて安居山・沼久保を安沼(あんぬま)用水(安居山用水)として流れ、流域を灌漑する。

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    大堀(おおほり)用水

  7.  芝川ポットホール|芝川の川底の岩盤にいくつもの丸いくぼみが見られる。これは、水の流れの作用により小石が岩をえぐって出来たもので、ポットホール・甌穴(おうけつ)と呼ばれる。ここのポットホールは静岡県の天然記念物に指定されている。

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    芝川ポットホール

  8. 甲(かぶと)石・櫃(かろうと)石|道端の平たい大石は「櫃石」と呼ばれ、富士の巻狩にまつわる伝説が伝わっている。頼朝がこの大石の上に鎧櫃(よろいびつ)を置き、近くに甲(かぶと)を置いたという。櫃石の傍らの田んぼの隅に「甲石」がある。

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    甲(かぶと)石・櫃(かろうと)石

  9. ヒイラギ|富士宮市指定保存樹のヒイラギの大木である。ヒイラギはモクセイ科の常緑樹で、葉の縁に刺がある。老木になると刺がなくなる。邪鬼の侵入を防ぐとされ、庭木として植えられることが多い。

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    ヒイラギ

富士宮市の「歩く博物館」をデジタル化したものです。

出典

歩く博物館パンフレット

歩く博物館ガイドブック 訂正版

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