S上柚野・猫沢地区

柚野の里をめぐる北コース

柚野地区は「一柚野、二天間(富士市天間)、三穆清(ぼくせい)(富士市比奈)」と言い習わされ、住みやすい場所として知られる。芝川の水に恵まれた穀倉地帯で、かつては身延道の宿場町としても栄えた。上柚野を歩く。

距離
約5km
所要時間
約2時間

スタート&ゴール

柚野公民館駐車場

〒419-0305 下柚野361-1
  1. 諏訪・八坂・山神社|「三社明神」、「三社宮」、「柚野神宮」とも呼ばれ、諏訪大明神社、八坂神社(牛頭天王)、山神社が合祀されている。これらはそれぞれ下柚野村、猫沢村、上柚野村の氏神だという。

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    諏訪・八坂・山神社

  2. 正法寺(しょうぼうじ)|建治3年(1277)に日進が開山したという。寺伝によると、柚野の里で湯治をしていた日進が、真言宗の寺を日蓮宗に改めたという。

    S-2柚野の里をめぐる北コース

    正法寺(しょうぼうじ)

  3. 延命寺(えんめいじ)|盛期には末寺6ヶ寺を持つ大寺で、明治44年(1911)火災に遭い現在地に移転した。寺には「地蔵菩薩立像」(鎌倉時代作と推定)や刺繍で描かれた「弥陀観音勢至の軸」などが伝わる。

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    延命寺(えんめいじ)

  4. 中才上組(なかっさいかみぐみ)の道祖神|双体道祖神、文字道祖神、馬頭観音碑がある。ここには小正月・祇園祭・お日待ちの年3回、道祖神の幟が揚げられる。

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    中才上組(なかっさいかみぐみ)の道祖神

  5. 首なし地蔵|堂内に幾つか石造物が祀られている。中央の石造物「首なし地蔵」には昔話が伝わっている。

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    首なし地蔵

  6. 土井(どい)の川|江戸時代中期に土井氏が開いたとされる用水路で、長瀞(ながとろ)堰で芝川から取水する。上柚野・下柚野・鳥並(とんなみ)の3地区を灌漑することから「三区用水」とも呼ばれる。農業用水だけでなく流域の生活用水としても用いられた。

    S-6柚野の里をめぐる北コース

    土井(どい)の川

  7. 小山(こやま)の石造物|蚕神碑や題目塔があり、近くには精進川・小山の道祖神が2基祀られている。道祖神のうち向かって右側のものには元禄8年(1695)の銘があり、造立年が判明するもののなかでは市内で2番目に古い。

    S-7柚野の里をめぐる北コース

    小山(こやま)の石造物

  8. 北原の道祖神|双体道祖神が3基並んでいる。この道祖神は信州高遠(長野県伊那市)の石工が作ったもので、近くの民家に泊まって作業したと伝わる。

    S-8柚野の里をめぐる北コース

    北原の道祖神

  9. 甲子(きのえね)|大石に彫の深い字で「甲子」と刻んである。これは、年6~7回ある甲子の日の夜に、夜遅くまで宴会をして祀る「甲子待ち」の碑である。

    S-9柚野の里をめぐる北コース

    甲子(きのえね)

  10. 猫沢(ねこざわ)のカシワ|富士宮市指定天然記念物のカシワで、水平方向に大きく枝を広げている。目通り1.7m、樹高6m、枝張り南北18.9mある。

    S-10柚野の里をめぐる北コース

    猫沢(ねこざわ)のカシワ

  11. 蚕神・祝言道祖神|蚕神は昭和4年(1929)の造立で、片面に「蚕神」の文字が刻まれ、もう片面に養蚕の守り神ともされる馬の像が浮き彫りされている。隣にある双体道祖神は酒器を持っており、「祝言道祖神」とも呼ばれる。

    S-11柚野の里をめぐる北コース

    蚕神・祝言道祖神

  12. 猫石(ねこいし)|「猫沢」の地名の由来となったとされる大きな石で、源頼朝の富士の巻狩の折、大きな山猫が逃げ、その後に猫の形をした石が残されたという。

    S-12柚野の里をめぐる北コース

    猫石(ねこいし)

出典

歩く博物館パンフレット

歩く博物館ガイドブック 訂正版

富士宮市のホームページ